ヒドロキノンはハイドロキノンと表記され、比較的新しいイメージでとらえられますが、実際には戦前から戦後にかけても存在していました。

皮膚薬の場合でも「ハイドロキノン」と呼ばれることの方が多い、医薬部外品としてのヒドロキノンは、その強力な漂白作用を利用したもので、美白剤として皮膚科などで処方される以外に、薬局などでヒドロキノン配合の軟膏やクリームなどが市販もされています。

ハイドロキノンは漂白効果が高いので、1%の濃度でも十分に美肌効果を実感することができ、比較的安全に使用できます。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれ、非常に強力な漂白作用のある塗り薬です。

ハイドロキノンは、シミやシワの原因である「メラニン色素」を生成するチロシナーゼという酵素の働きを抑制し、メラニン色素を造る細胞である「メラノサイト」の数を、減少させる作用を併せ持っています。

ビタミンCやプラセンタ・コウジ酸などのハイドロキノン以外の物質も、シミやシワ予防・美白には有効ですが、ハイドロキノンが他の有効成分と大きく異なる点が1点あります。

それは、既に生じているメラニン色素が皮膚に沈着した、シミを取り去る働きがあるのです。しかし、ビタミンCなどは、メラニン色素の生成を抑制する働きはあるものの、既にできているシミに対しては、大きな効果が得られないと考えられています。

ハイドロキノンは、下手に使うと副作用が強く、塗った部分が茶褐色に変色するなどの「褐色変性」が生じたり、周囲だけが白く色が抜ける「白抜き」などの副作用が出る可能性があります。副作用で色素が抜けると、元には戻らないことがありますから、使用にはくれぐれもご注意ください。

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